施術ベッドに敷いているフェイスペーパーに、患者さまのメイクがついていることはありませんか?
施術者にとっては、「よくあること」と、あまり気にしていないかもしれません。
でも、患者さまにとっては、
- 「フェイスペーパーに、化粧がついちゃって恥ずかしい」
- 「ベッドにまで化粧がついてしまったかもしれない。申し訳ない気持ちになる…」
といった、恥ずかしさや気まずさを感じる出来事なのです。
患者さまから口に出されることがなく、施術者も気づきにくいものですが、
こうした気持ちがあると、いくら施術には満足していても「また来よう」と思えなくなってしまうことがあります。

ただ、施術中にうつ伏せになれば、どうしてもファンデーションやリップは付いてしまいます。
そこで注目したのが、ブラウンのフェイスペーパー。
「ブラウンのフェイスペーパーは、化粧移りが目立ちにくい」という声を受け、実際にホワイトと比較してどれほど違いが出るのか、検証してみました!
化粧移りが目立ちにくいのは?|ホワイト vs ブラウン
用意したのは、アトラストアで販売しているホワイトとブラウンのフェイスペーパー。
マクラにそれぞれのフェイスペーパーを敷き、女性スタッフが顔を当てて化粧移りをチェックしてみました。
■ホワイトのフェイスペーパー

ホワイトのフェイスペーパーは、思った以上にファンデーションがはっきり付いてしまいました。
アイブロウやアイラインが付いてしまったスタッフも!(※本人の希望により写真の公開は控えます)
これは確かに、患者さまが気まずくなるのも無理はない…と感じる結果となりました。
■ブラウンのフェイスペーパー

ホワイトと同じように顔にフェイスペーパーを当ててみましたが、見た目にはほとんど化粧移りが分かりません。
よーく見るとファンデーションの跡はありますが、色がなじんでいてほとんど目立ちません。
“見えないだけ”で、安心感は段違い
実験の結果、ホワイトのフェイスペーパーに比べて、ブラウンのフェイスペーパーは化粧移りが圧倒的に目立ちにくいということが分かりました。
今回の実験で感じたのは、「化粧がつくかどうか」ではなく、「ついた跡がどれくらい見えるか」が心理的に大きな影響を与えるということ。
メイク移りが目立たないだけで、気持ちがぐっと軽くなります。
ちょっとした気づかいが、「また来たい」につながる
メイク移りは完全には防げなくても、目立たなくする工夫ならできます。
それだけで、患者さまは「配慮されている」と感じ、より安心して過ごせるようになります。
「気兼ねなく通える」、「気づかってくれている」という小さな安心の積み重ねが、信頼やリピートにつながります。
フェイスペーパーを変えるだけ。
ちょっとした気づかいが、患者さまの“恥ずかしい”気持ちを“安心”に変えることができます。